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「心ひとつに東北集会」開催される

2015.03.16

「心ひとつに東北集会」開催される

3月7日(土)、8日(日)の両日、福島市のラコパふくしまにおいて「心ひとつに東北集会」が開催され、東北地方本部組合員、中央本部役員、全国の各地方本部代表等、約100名が参加しました。
北陸からは、中西書記長が参加しました。

集会の様子

集会では、3月7日は、「被ばく線量の考え方と福島の現状について」(福島大学 環境放射線研究所教授 塚田 祥文 氏)、「災害時における障がいを持つ子供達の支援について」(NPO法人トイボックスみなみそうまラーニングセンター 代表理事 白井 智子 氏)からの講演があり、科学的・医学的見地からの学習をおこないました。
東北地本から、福島県浪江町とNPO法人トイボックスみなみそうまラーニングセンターに対して、支援金が贈呈されました。
また、浪江町副町長と今なお非難生活をよぎなくされている2名の組合員から現状報告がありましたが、復興は、まだまだ道半ばとの感を強く持ちました。

住居制限区域にある浪江郵便局

3月8日(日)は、福島第一原子力発電所の事故の影響で、そのほとんどの地域が住居制限区域(居住することが出来ない地域)となっている福島県浪江町(役場機能は、会津若松市に移転)の現況を視察しました。
まさに、4年前の大震災から「時間が止まっている」状況であり、除染除染作業等がおこなわれていました。

浪江郵便局の通り、震度6の地震が襲ったが4年前のまま、時間が止まっている
壊れた家もそのまま

東日本大震災から4年間が経過しましたが、避難生活者は、22万9千人にのぼり、完全復興には、ほど遠い状況となっています。

しかし、一方で年月が経過するなかで各種アンケート調査では、「風化を感じる」と思っている人が8割程度存在することも明らかになっています。
完全復興までには、まだまだ、長く厳しい時間が必要と考えられ、JP労組としても、組合運動の原点である助け合いの精神をもって、4年前の「3.11」を風化させない取り組みの継続が必要です。

津波が襲った福島第1原発にほど近いところ がれきの撤去は、ほぼ終わっているが原野のまま
津波で2名の社員が亡くなられた郵便局跡

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